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スマホ依存コラム

FOMOとは?SNS時代の不安と上手に付き合う方法を解説

FOMO(フォーモ)という言葉を最近SNSやニュースで耳にすることが増えましたが、具体的には何を指すかご存知でしょうか?SNSを眺めていて「自分だけ仲間外れになっているのでは?」と不安になったり、流行やイベントを見逃したくないと焦った経験はありませんか?それこそがまさにFOMOです。本記事ではFOMOの意味や背景、日常での具体例や悪影響、そして上手に付き合う対処法までをわかりやすく解説します。デジタル社会で生きる私たちにとって他人事ではないFOMOを知り、必要に応じてデジタルデトックスを取り入れることで、心の負担を減らすヒントにしていきましょう。

FOMO(フォーモ)の意味と心理的背景


FOMOとは英語の“Fear of Missing Out”の略で、直訳すると「取り残されることへの恐怖」を意味します。簡単に言えば「自分だけが大事な何かを見逃してしまうのではないか」という不安や焦りの感情です。例えば友人たちが自分の知らない場所で楽しい経験をしていたり、世間で流行している情報に自分だけ乗り遅れていたりすることへの強い恐怖心を指します。心理学的には、人は他者とのつながりや承認欲求を満たしたい生き物であり、その欲求が満たされない可能性を感じたときにFOMOが生じると言われます。

この言葉自体は1990年代にマーケティング研究者のダン・ハーマン氏によって提唱されましたが、現代のようにSNSやインターネットが発達した社会で特に顕著になりました。SNSを通じて他人のプライベートや最新ニュースがリアルタイムで流れてくる今、常に情報に触れていないと不安になる土壌ができてしまったのです。実際、アメリカのある調査では回答者の約7割が何らかの形でFOMOを経験したことがあると報告されています。またFOMOは若者に多いイメージがありますが、研究によれば年齢や性別を問わず誰でも感じる可能性があることも指摘されています。こうした背景から、FOMOは現代人の多くが直面し得る普遍的な心理現象だと言えるでしょう。

日常に潜むFOMOの具体例


私たちの日常生活の中にも、FOMOを感じてしまう場面がいくつも存在します。以下に、よくある具体的なシーンをいくつか挙げてみましょう。

身近なFOMO

  • SNSでの投稿やストーリー:友人たちが楽しそうなランチに参加している写真をSNSで見て、自分だけ誘われなかったことに焦りを感じる。また、誰もが話題にしている最新の店やイベントを知らないことで、自分だけ置いて行かれるのではと不安になる。
  • 仕事やニュースの見逃し:職場のチャットやメールを少し見ないうちに大事な連絡が流れてしまい、自分だけ情報を逃してしまったのではないかと心配になる。他の同僚が最新の業界ニュースやスキルをどんどん吸収しているのを見ると、自分も常に情報収集していないと遅れてしまうのではというプレッシャーを感じる。
  • 人間関係やプライベート:グループの仲間内で自分だけが知らない話題で盛り上がっていると知ったときに疎外感を覚える。ママ友同士の情報交換や流行にも遅れたくないと感じ、常にSNSや掲示板で最新情報をチェックしてしまう。旅行先や外食など他人の経験を見て、自分の生活が見劣りしているのではないかと感じる。

これらのように、「自分だけが何かを逃しているかもしれない」という不安は様々な場面で顔を出します。そしてその不安感が積み重なると、常にスマホを手放せず情報チェックに追われるスマホ依存症や「ソーシャルメディア疲れ」に発展してしまうこともあります。

FOMOに陥りやすい性格タイプは?


日常の中で何気なく感じるFOMOですが、実は「ある性格特性を持つ人ほど強く感じやすい」という研究結果があります。ここでは海外で実施された調査結果をもとに、特にFOMOを感じやすい性格タイプを列挙していきます。

FOMOを強く感じる性格タイプ

  • 神経質なタイプ(Neuroticism):ドイツの成人3,000人を対象とした調査では、神経症傾向が高いほどFOMOスコアが有意に上昇する関連が確認されました。このことからも、不安感を抱えやすい人ほど「何かを見逃してしまうかもしれない」という恐怖心にとらわれやすいと言えます。
  • 外向性があるタイプ(Extraversion):インドの新興成人248人を対象にした研究では、外向性スコアが高いほどFOMOを強く感じるという結果が示されています。社交的な人ほど「自分だけ仲間はずれにされているのでは?」と敏感になりがちなことが示唆されています。
  • 高い協調性があるタイプ(Agreeableness):前述のインドの調査では、同じく協調性が高いほどFOMOスコアが上がることが明らかになりました。人間関係を大切にするあまり、グループから外れることへの恐怖が増幅されやすいと言えます。
  • 誠実性の低いタイプ(Conscientiousness):誠実性のなさは一種、自己管理能力や計画性、責任感の低さを表しますが、ベルギーの1,000名を対象とした調査では、誠実性が低い人ほどSNSを過剰利用し、FOMOを強く報告する傾向がありました
  • 感受性豊かなタイプ(Emotional Stability):感受性が豊かなタイプは、ストレスやネガティブな感情を避けるために情報を追い続ける傾向があります。前述のベルギー調査でも、情動安定性が低いとFOMOスコアが高くなることが確認されています

上記のような性格特性を持つ方は、特にSNSやデジタルからFOMOの影響を強く受けることがわかります。自分の性格傾向を振り返ることで、FOMOの予防や対処法(通知設定の見直しやデジタルデトックス)を選びやすくなるでしょう。

FOMOが及ぼす悪影響とは?


さて、一見たいしたことのない不安に思えるFOMOですが、慢性的に感じているとメンタルや行動に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。FOMOに振り回されることで生じ得る主な弊害を挙げてみます。

FOMOによる影響

  • 集中力の低下:常にSNSやメール通知が気になって他のことに集中できなくなります。何か作業をしていても「何か見逃していないか?」と気が散ってしまい、結果として注意力が途切れがちになります。FOMOが強い人ほど仕事や勉強中にミスをしやすく、生産性の低下や事故につながるリスクが指摘されています。
  • メンタルヘルスへの影響:情報を追い続けるストレスや他者との比較による劣等感から、不安感や憂うつな気分が強まる恐れがあります。実際に、SNS使用が多い若者ほどFOMOによるストレスで鬱傾向が高まるとの研究結果もあります。安心したい一心で情報収集しても、かえって心が休まらず不安が増すという悪循環に陥りやすいのです。
  • 自己肯定感の低下:SNS上で他人の華やかな投稿ばかり見ていると、自分の現実が見劣りするように感じてしまいがちです。そのため「自分は満たされていない」という思いが強くなり、自己肯定感や人生の満足度が下がってしまうこともあります。ある研究では、FOMOによって基本的な欲求(承認欲求や所属欲求)が満たされにくくなり、幸福感が損なわれることが報告されています。

このようにFOMOは決して無視できない心の負担となり、放っておくと私たちの精神状態や生活の質を蝕む可能性があります。「ちょっとした不安」と軽視せず、自分も当てはまっていないか注意してみましょう。

FOMOと上手に付き合うための対処法


それでは、FOMOに振り回されず上手に付き合うにはどうすれば良いのでしょうか?ポイントは情報との向き合い方を見直し、適度にデジタルから離れる時間を作ることです。「自分もFOMOかも…」と感じる方は、次の対処法をぜひ試してみてください。

  1. 情報や通知のコントロール
    無意識のうちに常時情報を追いかけてしまう癖を見直しましょう。スマホやPCのプッシュ通知設定を必要最低限に減らし、フォローするアカウントも本当に自分に有益なものだけに厳選します。情報を取り込みすぎない環境を整えることで、「見逃したらどうしよう」という焦燥感を和らげることができます。また、一日の中であえてネットを見ない時間を設けるのも有効です。就寝前の1時間はスマホを触らない、食事中はSNSを開かない等、自分なりのルールを決めて情報との距離を保ちましょう。
  2. 視点を変えてマイペースを取り戻す
    他人と自分を必要以上に比べるのをやめ、「自分は自分」と割り切る意識を持つことが大切です。SNSに流れてくる投稿は誰かの生活の一部でしかなく、実際には誰もが言わない苦労や退屈な日常も抱えています。表面的な煌びやかさに振り回されず、自分のペースで日々を過ごすよう心がけましょう。また、非公開の個人日記をつけてみるのも効果的です。日記であれば他人の反応を気にせず本音を書けるので、承認欲求が薄れて自分や身の回りへの感謝の気持ちが増すとされています。物事の捉え方を少し変えるだけでも、FOMOによる不安は軽減できるはずです。
  3. 意識的にデジタルデトックスを実践する
    FOMO対策には思い切ってデジタル機器から離れる時間を作ることも有効です。いわゆる「デジタルデトックス」とは、スマホやパソコンなどデジタルデバイスの使用を一定期間意図的に控えることで、情報過多の脳と心をリフレッシュさせる試みを指します。

例えば毎日就寝前の10分間だけでもスマホを手放してみるところから始めてみましょう。最初は落ち着かないかもしれませんが、徐々に「別に常にオンラインでいなくても大丈夫なんだ」と実感できるようになります。週末にあえて自然の中で過ごしてみる、趣味の時間にスマホの電源をオフにする、といった工夫も効果的です。デジタルデトックスによって心にゆとりが生まれると、SNS上の出来事を無理に追わなくても平気な自分に気付けるでしょう。

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参考文献
TrustPulse Marketing Blog:21 FOMO Statistics: Understanding the Fear of Missing Out(https://trustpulse.com/2023/04/14/fomo-statistics/#:~:text=6,avoid%20missing%20out%20on%20something

Taylor&Franics:FoMO predicts alcohol use and harms over and above the big five personality traits among university students(https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/14659891.2023.2288846?

Academia:The Effect of Big Five Personality on Fear of Missing Out(https://www.academia.edu/79069946/The_Effect_of_Big_Five_Personality_on_Fear_of_Missing_Out?

PMC:Fear of missing out: A brief overview of origin, theoretical underpinnings and relationship with mental health(https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8283615/

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赤石 えいじ

赤石 えいじ

人とデジタルが共存する社会を創る

2002年1月生まれ。東京都出身。 Detox Hub代表であり、スマホ安全アドバイザーとしてデジタルデトックスを発信。Tech系の会社を4社渡り歩き感じたスマホ依存に対する違和感からDetox Hubを立ち上げ、デジタルデトックス専門メディア「Detox Hub」およびスマホ依存を可視化するアプリ「Detox Score」の企画・開発を手がける。 保有資格:スマホルールアドバイザー®

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